はじめまして。
あなたの『好き』で豊かに導くチョークアート講師の塩原里佳です。
主に店舗の看板やメニュー表のイラストをまるで本物のようにチョークアートで作成ししています。
また、チョークアートを通じて日々の暮らしを楽しいエネルギーに変え生き甲斐につなげる教室を行っています。
私は現在に至るまでの道のりは順調とは言い難く
実は二つの大きな人生の試練を乗り越えてきました。
30代の頃から、子育てをしながらも『何かできないか』を探して悶々とした想いを抱えるようになりました。
それをはっきり意識したきっかけが大好きな母の死だったんです。
自身の入院・母の死
私の母は自由奔放そのものでやろうと思ったことは何がなんでもやり通す性格で自分の人生を全力で生きている人でした。
ずっと元気で長生きするとだれもが信じて疑わなかったのですが母は1年間の闘病後旅立ってしまいました。
母の療養中、実は私も体調を崩し入院を経験し、とにかく自分を立て直すのに必死でした。
母とは会えなくなりお互いに病院のベッドにいながら電話で話し大泣きしたこともありました。
悲しみに打ちひしがれていたのはもちろんですが元気な人でもいつ亡くなるかわからないという現実に
自分の人生を後悔のないよう生きることを強く意識するようになりました。
仕事・チョークアートとの出会い
現在はチョークアートアーティストですが、実は父の影響でずっと絵を描くことを避けていました。
父は昔から油絵を得意とする人でしたが私は子供の頃から絵が得意だったわけではなく賞などとったことはないんですね。
小学生時代、課題のポスター作成時、その絵を見た父にダメ出しをされ勝手に手直しをされたことが大きなショックでした。
以後、絵を描くことが自身の大きなプレッシャーとなり、父の前では絶対に絵を描かないように、作品を見られないように隠すことで必然的に絵を描くことから離れるようになりました。
私の以前の仕事は医療事務 。子供が小さい頃資格を取得し3人目の出産を機に1度は現場を離れましたが
復職し通算6年間勤務していました。
女性からは人気の職種ですが、お金を扱うプレッシャー,受付で患者から医師、看護師、診療内容に不満をぶつけられることもありました。
持ち前の明るさで気にしないように、周りにも心配かけないよう気丈いましたがたまったストレスが
少しづつ確実に精神を蝕んでいきました。
ある日、勤務中に過呼吸で倒れてしまいます。
仕事、介護のストレス、疲労がたまりすぎてしまったためでした。
仕事のストレスが頂点に達したこともあり、自分の楽しみになることを探し出しました。
たまたま知ったそれが
月1回のワークショップで通い出したチョークアートとの出会いでした。
場所がパン屋さんだったこともあり、午前中の仕事を終えて午後にチョークアートを描いてからいただくパンやスイーツそしてホットコーヒーが格別に美味しく、毎月の楽しみになりました。
今思えばやはり親の影響は大きいもの
ずっと避けてきた絵の道を無意識に選んでいたのです。
もともと保育科出身ということもあり、作品を作ることは好きで絵も本当は嫌いではなかったんですね。
ワークショップへは1年ほど通いましたが、諸事情で教室が閉まってしまいもっと極めたくなり今度は毎月1回,片道1時間以上かかる教室へ通い出しました。
さらに腕を上げようと考えていたときに、今度は父の在宅介護生活がスタート
絵から離れることに後悔しないような人生を送りたいと思いつつ現実は仕事、介護、家事に追われる日々でした。
父の死
2015年、父の2度目の脳梗塞発症を機に退職。家事をしながら自宅でチョークアートを描くことを再開。
2018年、唯一近所で開催していたイラストレーター基礎講座へ参加。
ここではパソコンを使った実践的な学習だったテーマ写真の取り込みでは、自身の絵を写真として活用できる可能性を感じペアの方への聞き取りは、生徒さんへのヒアリングの練習になりました。
実際にクライアントへデザイン画を提案するのに、息子の協力のもとiPadを使用
自身の活動の幅を広げるきっかけになりました。
チョークアートを自分のビジネスへという漠然としたイメージを頭に描きつつ介護生活を送る日々。。。
2度目の脳梗塞を発症した父は、母に先立たれた寂しさと、脳梗塞で空想イメージを司る部分が損傷、絵が描けなくなり人生に絶望します。
症状は悪化していくばかりで完璧主義だった父は娘である私に依存し家にこもりうつ病を発症。
その2年後、父はに旅立っていきました。。。
父のためによかれと思ってやったことが伝わらないもどかしさを幾度も味わい、しばらく頭から離れませんでした。
❝自分優先❞の生き方へ
二つの大きな試練を乗り越えこの先の自分の人生を本気で考えるようになりました。
真剣にチョークアートと向き合うようになります。
そこで名古屋で開催していた水性マーカーで店舗の看板を描ける講座へ参加してみたのです。
そこで出会った先生とのご縁で憧れていたチョークアートの先生が関東より出張で「講師資格を取れる講座」で来られていることを知り、念願のシルバーティーチャー講座を受講することとなりました。
2019年、師匠の指導の下、自分の生きがいと感じられるくらいチョークアートに一生懸命打ち込むようになりました。
2020年4月念願のシルバーティーチャーを修了し開業に至ります。
新しいことにも臆せず「まずやってみよう」と行動に移すことが自身の強み
自分で考えて行動できるように育ててくれた両親からの大きなプレゼントだと感じています。
将来の夢は、松本の街をチョークアートの絵でいっぱいにすることと自身の後継者を育てていくことです。
人生は失敗したっていい失敗から学ぶことはたくさんあります。
本当の失敗は、「お金」「時間」「子育て」「介護」など何かを言い訳にして動かないことです。
幸せは自分の手でつかめることを多くの人に知ってもらうことだと私は信じています。
★取得資格
・バルーンアーティスト アシスタント経験あり。
松本市内の小学校のクラブ活動で講師を経験
・フラワーアレンジメント チョークアート看板と装飾コラボが可能に
バルーンも併せ結婚式のウェルカムボードにも
・カラーコーディネーター
色のコントラストがわかるので、チョークアートのテーマにそった色の組み立てが可能に
・医療事務
2人の子育て中に自宅で勉強を重ね合格 長女が幼稚園入園と同時に働き出せた
チョークアーティストになる前のメインのお仕事
・医師事務作業補助者
・MCA(モニークチョークアート)講師資格
・JBA協会(JAPAN BOARD ART ASSOCIATION)オファリングボードインストラクター
・MCA(モニークチョークアート)協会
https://www.mcai.jp/mca-members/長野県/
・講師バンクまつもと